銅系原料の集荷競争激化 発生低水準もヤード増加

国内外で海外系業者との銅系スクラップの集荷競争が激しくなっている。国内は解体案件の不足と工場稼働の停滞で発生自体が低水準。ここに海外系を中心とする近年のヤードの増加が追い打ちをかけ少ないパイを奪い合う状況が定着している。海外では米国からの原料集荷が難しくなってきた中国勢との競争を余儀なくされる。リサイクル原料の活用に力を入れる日本の製錬メーカーなどは競争の少ない低品位原料やEスクラップ（廃電子基板類）などへのシフトを急いでいる。