三菱マテリアルは31日、連結子会社のドイツのHCスタルク・タングステンで、タングステンリサイクルの生産能力を約5割増強すると発表した。投資額は約5000万ユーロ(約93億円)。主力拠点の独ゴスラー工場のタングステンスクラップ処理能力を、現在より年間約2000トン増の7000トンへ引き上げる。年内に建設を開始し、2028年中の完工を予定。超硬工具など幅広い産業に使うタングステンを安定供給する。
ゴスラー工場で使用するタングステン原料の約80%は、使用済み超硬工具といったリサイクル原料が使用されている。今回の投資により、タングステン原料のほぼ全量をリサイクル原料で賄える見通し。欧州でのタングステンの資源循環基盤を強化する。
重要鉱物のタングステンは、鉱石資源の地域偏在や地政学リスクが高まっている。主産国の中国は25年よりタングステン原料の輸出規制を強化した。これらを背景に、リサイクルを含め安定したサプライチェーンの構築が求められている。
同社は24年にHCスタルクを子会社化した。HCスタルクは炭化タングステン粉など、各種タングステン粉末製品を製造する。またタングステンリサイクルの能力も世界最大級だ。スクラップの回収・リサイクルからタングステン中間原料および粉末製品の製造まで、一貫して手掛ける。
国内でのタングステンリサイクルの生産増強も進めている。子会社の日本新金属で、秋田工場の能力を倍増の年間2400トンとする計画。同社は30年度までに、欧米とアジア・日本でのタングステン製品製造拠点でのリサイクル比率100%を目指している。

ゴスラー工場で使用するタングステン原料の約80%は、使用済み超硬工具といったリサイクル原料が使用されている。今回の投資により、タングステン原料のほぼ全量をリサイクル原料で賄える見通し。欧州でのタングステンの資源循環基盤を強化する。
重要鉱物のタングステンは、鉱石資源の地域偏在や地政学リスクが高まっている。主産国の中国は25年よりタングステン原料の輸出規制を強化した。これらを背景に、リサイクルを含め安定したサプライチェーンの構築が求められている。
同社は24年にHCスタルクを子会社化した。HCスタルクは炭化タングステン粉など、各種タングステン粉末製品を製造する。またタングステンリサイクルの能力も世界最大級だ。スクラップの回収・リサイクルからタングステン中間原料および粉末製品の製造まで、一貫して手掛ける。
国内でのタングステンリサイクルの生産増強も進めている。子会社の日本新金属で、秋田工場の能力を倍増の年間2400トンとする計画。同社は30年度までに、欧米とアジア・日本でのタングステン製品製造拠点でのリサイクル比率100%を目指している。









