2013年4月5日

4月鉄スクラップ価格、シカゴで20ドル強下落

 米国の鉄鋼メーカーによる4月の鉄スクラップ調達価格はシカゴで前月からネットトン20ドル強下落した。ナンバー1ヘビー製鋼用は21ドル低下し、361ドル。季節要因で供給量が増加するとの予測、輸出の低迷に加え、デトロイトで20ドル値下がりしたため、地場の鉄鋼メーカーが追随した。
 シカゴの鉄鋼メーカーによる4月のシュレッダー買値はネットトン390ドルに前月比22ドル下落した。流通によると、鉄鋼メーカーが設備を一時休止する動きもあり、鋳物向け需要も低調。下げ幅を15ドルにとどめたい考えだったが、20ドル強の値下がりも許容範囲という。セントルイス、ピッツバーグ、シンシナティでも20ドル下落した。