2013年1月29日

富士繁、八王子工場が営業開始 拠点間物流の中継点に

関東大手資源リサイクル業の富士繁(本社=横浜市金沢区、金子洋一会長)が東京都八王子市に新設した八王子工場は25日から営業を開始し、26日に現地で竣工式を開いた。約1650平方メートルの敷地に、モリタ製1250トンギロチンシャー1基と重機類を設置。拠点間物流の中継点としての機能を担う。

竣工式で金子信夫相談役は「昨年は50周年を迎え、51年めの第一歩の今年、縁あって八王子に工場を開設することになった。現在(八王子以外に)4工場があるが、おかげさまで量もオーバーフローしつつあり、八王子工場は小規模ながら効率的な運用を目指したい。従業員一同挙げて皆さまの要望に応えていく」とあいさつした。

京王プラザホテル八王子に会場を移して行われた祝賀の懇親会では、金子洋一会長が「八王子工場は横浜への中継地点としてお客さまの要望もあって立ち上げた。またギロチンや台貫などは業者施工だが、それ以外はほとんど自社でやって、リサイクルしているいわば"ダブルリサイクル"。厳しい環境だが、皆さんと一致団結、共存共栄の精神のもとに一緒に前進していきたい」とあいさつ。金子栄社長も「八王子工場開設により5工場と3つのシッピングセンターを構えることができ、年間50万トン体制に向け従業員一同、一層の努力と情熱で仕事にまい進していきたい」と抱負を語った。