2017年12月7日

鉄スクラップ、市況2週ぶり上昇 輸出市場底堅く

 国内鉄スクラップ市況が2週ぶりに上昇した。韓国やベトナムから日本への鉄スクラップ輸入提示価格が上昇するなど輸出マーケットが底堅い上、国内電炉各社が年末年始の鉄スクラップ炉前在庫の積み増しする必要があるため、「入荷維持・確保を進めている」(流通筋)ことなどが市場に影響。東京製鉄が6日入荷からの鉄スクラップ購入価格を宇都宮工場でトン当たり1000円、その他拠点でトン500円引き上げたのに伴い、関東や関西電炉各社も同日から買値引き上げに動いている。