2020年6月23日

鉄スクラップヤード入荷量 大阪府内、5月12%減

 新型コロナウイルスの影響で、鉄スクラップ発生量が落ち込んでいる。大阪地区の鉄リサイクル企業で構成する関西鉄源協議会(代表幹事=黒川友二・扶和メタル社長)がまとめた5月の大阪府内の鉄スクラップヤード入荷量は、会員分総計で前年同月比12・1%減の8万2574トンだった。内訳は代納分などを含むメーカー直送分が同20・0%増の2万5404トンとなったが、ヤード入荷分は5万7170トンと同21・5%減少した。中でも工場から発生する新断スクラップが前年の同じ月に比べ4割以上減るなど、コロナ禍が製造業を直撃した影響が、スクラップ市場にも広がった。