2020年11月6日

鉄スクラップ、中部市況2カ月ぶり上伸 需要回復で需給タイト感

中部地区鉄スクラップ相場が値上がりした。値動きは約2カ月ぶりで、これによりH2炉前中心値は2万7000円どころと、昨年6月以来の高値水準となった。海外マーケットの頭打ち展開に長期横ばい推移していたが、域内メーカーの生産回復を受けた需要拡大でタイト感が強まっており、5日までに地区主要電炉メーカーによるトン500円の値上げが一巡。目先も堅調な輸出向け集荷価格への対応に強い基調が継続する見通しだ。