2021年9月24日

鉄スクラップ 西日本続伸 関東から域外に流出も

国内の鉄スクラップ相場が西日本を中心に続騰した。鋼材需要の高まりと鉄スクラップ輸出の回復期待が相場を押し上げた。電炉大手の東京製鉄は15日から22日まで3回にわたって国内5拠点のうち中部以西の4拠点を中心に鉄スクラップの買値を上げた。累計上げ幅は田原工場がトン2000円、岡山工場(陸上)がトン2500円。関東地区への影響力が大きい宇都宮工場の買値は9日にトン500円下げてから据え置いている。関東地区のH2相場は中部以西に比べ約4000―5500円安く、関東から他地区へ鉄スクラップが流れやすい環境が生まれている。






スポンサーリンク