2025年4月30日

鉄スクラップ500円下落 国内相場 海外安・円高で値冷やし

国内の鉄スクラップ価格が26日にトン当たり500円下がった。海外の鉄スクラップ相場下落が影響した。米国の関税設定による国際経済の減速懸念が背景にある。為替のドル安・円高傾向も輸出商談を難航させ、国内相場を冷やした。日本鉄スクラップ総合価格(東名阪3地区電炉メーカーH2購入価格平均、産業新聞調べ)は28日時点で4万1000円と、前営業日から500円、直近高値の21日からは1000円下がった。海外市場の冷え込みは解消される見込みが立たず、国内相場も下落ムードが継続しそうだ。