2021年12月13日

国内相場 鉄スクラップ500円下落 アジア需要低迷、下げ圧力

 国内の鉄スクラップ相場が10日からトン500円下落した。海外からの下げ圧力が独歩高で推移する国内相場を冷やした。中国の電力不足や鉄鋼減産政策を受けて半製品(ビレット)などの需要が減退し、アジアの鉄スクラップ需要が低迷している。電炉大手の東京製鉄は宇都宮工場と田原工場の特級(H2相当品種)の買値を10日からトン500円下げ、他地域にも値下げの動きが広がった。

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