

鉄スクラップ・リサイクルニュース
2025年6月9日
国内鉄スクラップ市況 5月下旬に一部で下落 電炉鋼減産続く 鉄リ工業会
日本鉄リサイクル工業会はこのほど、5月の鉄スクラップ市況を振り返る談話を発表した。全文は以下の通り。
「5月の鉄スクラップ国内市況は、上旬の連休明け後から各地で様子見の商状が続き、需要が振るわない中で軟調感が台頭、下旬には一部で下落した。1―3月にトン当たり70ドル以上急騰した米国相場は4―5月にかけて70ドル近い急落となり、為替の円高の影響もあって国内市況の軟調感を強めている。4月の粗鋼生産は2カ月ぶりに前年同月比減少に転じ、電炉鋼生産は9カ月連続の減少となった。東京製鉄九州工場は5月21日から鉄スクラップ全品種の購入価格をトン当たり500円値下げした。輸出市場では輸入国側の引き合いが弱く、新規成約は難航している」
「5月末のH2炉前価格は、関東が4万―4万1000円、関西(大阪・姫路)が4万500―4万2000円となり、前月末比較では500―1500円の値下げとなった」
「5月の鉄スクラップ国内市況は、上旬の連休明け後から各地で様子見の商状が続き、需要が振るわない中で軟調感が台頭、下旬には一部で下落した。1―3月にトン当たり70ドル以上急騰した米国相場は4―5月にかけて70ドル近い急落となり、為替の円高の影響もあって国内市況の軟調感を強めている。4月の粗鋼生産は2カ月ぶりに前年同月比減少に転じ、電炉鋼生産は9カ月連続の減少となった。東京製鉄九州工場は5月21日から鉄スクラップ全品種の購入価格をトン当たり500円値下げした。輸出市場では輸入国側の引き合いが弱く、新規成約は難航している」
「5月末のH2炉前価格は、関東が4万―4万1000円、関西(大阪・姫路)が4万500―4万2000円となり、前月末比較では500―1500円の値下げとなった」
