厚板溶断加工業の梶哲商店(本社=千葉県浦安市、寺越譲社長)は電炉メーカーの中部鋼鈑が製造する環境配慮のグリーン鋼材「すみれす(SUМIーLESS)」の在庫販売を10月末から開始した。製造時のCO2排出量を大幅に削減した鋼材で、月間30―40トンを在庫する。製造業や建設業などで環境配慮の取り組みが加速、サプライチェーン(供給網)全体でCO2排出を減らす動きが広がりを見せており、同社は中部鋼鈑と連携し、関東など東日本エリアで営業活動を推進する。第一段階として両社共同での販売を進め、グリーン鋼材の特性などを周知、「環境にやさしい溶断業」を念頭に販売を促進していく。