国内の鉄スクラップ価格は直近1カ月で約12%値上がりした。為替の円安と堅調な外需によってベトナム向けなどの輸出価格が上がり、国内電炉が買値を上げて対抗する構図が続く。産業新聞調べの日本鉄スクラップ総合価格(東名阪3地区電炉メーカー購入価格平均、H2)は23日時点でトン当たり4万9000円と、前営業日の19日に比べ1000円(2・0%)上がり、足元の強基調の起点となる2月18日からは5300円(12・1%)高くなった。電炉大手の東京製鉄が20日入荷分から全拠点の買値を500―1000円上げ、他電炉も連動して23日までにおおむね買値を引き上げた。