関東の鉄スクラップ湾岸価格(船積み業者の購入価格)が2カ月間下がり続けている。指標品種のH2の価格は直近高値を付けた6月上旬からの2カ月弱で累計トン当たり5000円ほど(9・2%)下落し、29日時点で4万8500―4万9500円と、3月下旬以来4カ月ぶりに上値が5万円を下回った。ベトナムやバングラデシュが雨期・夏期で鋼材需要が鈍って日本への鉄スクラップの買いが減ったことなどが下落の背景にあり、関東の需給は緩和に傾いている。為替の円安が進み、足元は約39年ぶりの円安水準にあって円建て輸出価格を押し上げているものの、外需低迷がより強く影響した。
