日本鉄リサイクル工業会(会長=木谷謙介・シマブンコーポレーション社長)は6月12日、総会と全国大会の開催に先立ち、東武ホテルレバント東京(東京都墨田区)で実施したウェルカムナイトで各支部の若手による座談会を開催した。ドキュメンタリータッチのプロモーションビデオの上映でスタートし、関東支部錆年会の山下耕平相談役(ヤマシタ社長)が進行役を務めセッションを盛り上げ、登壇した全国7支部を代表する若手が業界の現状や未来に対する思いを熱く語り合った。
事業内容・活動について
司会進行・山下「冒頭の映像制作のテーマは、『この仕事を次世代につなぐことができるか』に尽きます。座談会を通じ、脱炭素、人手不足、ヤード規制と激動の時代に突入するこれからを生きるためのヒントを一つでも皆さんに示すことができれば良いと思っています。まずは各社の事業内容や青年部の活動などを紹介してください」
斉藤「当社は北海道北見市で事業を営んでおり、農業が盛んでスクラップの発生は少ない地域。鉄だけではなく、昔は古紙や瓶の回収が売り上げの中心を占めていたが、時代とともに扱い品を替え、鉄スクラップに回帰し、家電リサイクルも手掛けている。北海道支部青年部は、私が3代目部長の発足間もない組織で、北海道らしい活動を掲げているところだ」
荒川「東北も面積は広いが人口や産業の集積は薄く、鉄専業よりは各地域のプレーヤー、ディーラーが鉄・非鉄や古紙、瓶といったさまざまな再生資源を総合して扱うよろず屋的な事業者が多い。そうした産業集積の薄さが今後の事業の持続可能性の難しさを示しており、東北支部に青年部がないことも一つの課題だと思う」
日下野「当社は栃木県足利市に立地し、スバル関連などの工場発生スクラップを中心に扱っている。関東支部の錆年会は30社が名を連ね、毎年テーマ設定し、勉強会などを実施している。来年度は10周年を迎えるにあたり、今年のテーマを『つなぐ』としている。会員同士のネットワークの強化、他地区・他団体との交流、錆年会活動を未来へ、を掲げており、皆さんの協力もお願いしたい」
伊藤「中部支部もエリアは広い。当社が主に活動する愛知県は自動車産業が基幹産業で、関連企業の裾野が広くスクラップの発生エリアと目されており、品種構成も自動車由来が多い。中部支部も正式な若手の会はないが、支部主管の全国大会を若手中心に行い、そのメンバーが本格的に親会の活動に参画する流れができている。今日は他地区の活動の在り方などを持ち帰り、展開できればと思う」
澤「関西青年交流会は2010年の立ち上げで自身は6代目会長。私が関東で勤務し、関東の錆年会に所属していた経緯もあり、関東をはじめ関西など他地区との交流を積極的に行っている。共同の海外視察など、関西人らしい活発な活動が特色となっている」
槙岡「中四国は瀬戸内海を中心とした穏やかな地区で、電炉・高炉が集積しているスクラップの需要地。当社は戦後、国を復興したいという思いから国興産業の社名で起業した成り立ちで、この地域で鉄鋼メーカーとともに復興の気概を持ちながらスクラップ業を営んできた。当支部青年部会は新型コロナウイルス禍の最中に立ち上げられた。来年の全国大会は広島開催。関東大会の運営を目に焼き付け、来年の開催に備えるので参加をお待ちしている」
河原林「当社は佐賀県内に4拠点を擁し、鉄道レールの扱いが多い。九州支部の次世代会は実質的な青年会にあたる。かつての全国大会の実行委員会のメンバーで立ち上げた後、全国の若手の活動の活発化を受け昨年復活した。以前、こうした若手の会に参加し全国とつながりが持てたので、今回もそうした会にできれば良いと思う」
各地の課題と取り組み
山下「自らの地域だけ、自分の会社だけ良ければ構わない、という思考では乗り切れない時代だと感じています。各地域にどんな悩みがあり、どんな特徴を持っているかを皆で理解し、日本全体で国内循環を考えていくフェーズに入っていると思い、今日の企画がある。西日本は大型電炉の建設が進み、需要が増加し循環の在り様が大きく変わる。自社の取り組みや想定を聞かせてください」
河原林「29年下半期に年産200万トンと言われる日本製鉄の新電炉が立ち上がる。月に約17万トンという数字は、山口県まで含めた九州エリアの需要がもう一つ増えるようなもの。これに対し当社ができることはほぼない。九州のディーラー全部でも無理な話で、日本全体でスクラムを組まなければならないインパクトだ。3年後はあっという間。皆で何かやるということが大事だと思う」
荒川「それを聞いて思い出したことがある。東日本大震災の津波被害で、沿岸部は30年分のスクラップが一度に出た。福島県は原発災害で放射性物質の混入があり、地元のキャパシティーを超えたことで関東圏などの大資本をはじめ、全国からディーラーが集まり仕事をしていった。その当時にも通じる、日本全国を巻き込んだメガトレンドというべき流通再編の話が出てくるのではないかと感じる。その際、最も面白くないのは地元で高値を出し合い、互いの首を締め合う形。俺が俺が、では困る。どう取り組んでいけば良いか、皆の知恵を聞かせてほしい」
中四国で需要増見込む
山下「中四国はJFE倉敷で大きな需要増が見込まれるがいかがですか」
槙岡「JFEスチールの新電炉や東京製鉄岡山工場の増産計画など、さまざまな話がある。さらに日本製鉄の山陽特殊製鋼統合で、電炉、高炉の垣根を越えたスクラップの争奪戦が予想される。先ほど需要地と申し上げた通り、輸出する余裕はない。むしろ今後は輸入で補う必要性まで感じる。人口減少とともに国内需要は減るが、国内でしっかり循環させなければならない。その中でいかに生き残るかは、いかに集めるか。入口を確保することが、われわれへの期待でもあり力の見せどころ。ただ、個社単位では限界はすぐに訪れると思う。課題解決には、若い世代の意識の共有と活動が重要になってくるが、昨年は山下さんなど、関東地区鉄スクラップ業者の若手有志が連携し、初めて東京製鉄田原工場(愛知県田原市)向けに鉄スクラップの共同内航輸送を実施したことは、まさにこれから求められるスキームの象徴で衝撃を受けた。トラブルも多かったのではないか」
山下「若手の活動の魅力は、しがらみや忖度なく挑戦できる点。将来的に内航需要は増える見通しにあり、ノウハウがない中、品質やフレート、保険まで自分たちでやり切ったことで課題などが見えたのは良かったです。やってみるということの大切さを実感できる取り組みでした。電炉メーカーも新設備の投資で生産を増やしていきます。大阪も需要地になりそうですが」
澤「関西は元々、仕入れの商材も加工設備もディーラーによって多様で、発生を取り合うケースは他地区に比べ少ないように感じる。どちらかと言えば案件が多いときは助け合っており、需要増で競争力が上がるという感覚はまだない。例えばヘビースクラップの需要が増えるとしても、皆が持つ原料製品が異なり、当社は可鍛コロやHSを製造しているためヘビーの需要増には応えにくい。そのためメーカーによって相談するディーラーは変わってくる。販売面でも関西は恵まれている。最近は万トン級の輸出ができる南港のJ―1バースが完成し、選択肢が増えた。内航船で中四国はもちろん、九州地区も行ける。大阪地区は電気炉メーカーが集約しており、代替需要で困るディーラーはまずおらず緊張感は薄い。中山製鋼所も新電気炉を建設中だが、関西地区のディーラーは八幡や倉敷など、西日本全体を販売エリアとして見ており、大阪の需要のみならず西日本、海外も含め常にメリットを計っていると感じる」
山下「中部地区は、中部鉄源協議会の発足など活発に動いている印象です」
伊藤「中部地区は自動車産業の盛んな地域で上級スクラップの発生が多く、今後の電炉シフトのターゲットになりやすい地域。7社の電炉メーカーが立地しバランスが良く、生産レベルも高いなど需要はしっかりあるが、現状はまだ余っている。そこは新電炉に向かう可能性が高いが足りないだろう。それ以上の供給は会社ごとの判断になる。感覚的な話になるが、過去を振り返り、高炉メーカーの波のある購買は気になるところ。これから向かうステージは従来と全く異質なものになる可能性が高いが、基本的に地場メーカーとの関係は皆、大切にしてきた。新たな需要に全振りはしないだろうが、無視もできないといった感じ。今後、スクラップの仕入れ競争が激化すれば、鉄鋼メーカーと自動車メーカーなどがクローズドな環境下で回していくケースが増えるリスクがある」
荒川「それはすごく大事な話。横のつながりの話は美しいが、縦で吸い取られる可能性がある。サプライチェーンの中で、われわれ静脈側に入る前に動脈側に引っこ抜かれてしまう動きに対しては、当業界の存在意義が問われる事態と言える」
関東・北海道は余剰感
山下「関東地区は、関東鉄源協同組合や内航船などありますが」
日下野「関東地区の電気炉メーカーを振り返ると、丸棒をメインとするメーカーが多い。丸棒需要が低迷している中、再編機運の高まりなどを懸念している。そうなればH2が余剰になっていくが、高炉メーカーの新電炉で使用するのは主に高級スクラップ。H2に関しては、引き続き輸出しなければならないというマインドが関東には根強く残っている。25年に錆年会の海外視察で韓国に訪れた際、POSCOの新電炉に触れ、ヘビースクラップに荷余り感がある中、新断ニーズが際立って高いことを知った。こうしたトレンドは当面継続すると危惧している」
山下「北海道も関東と同様、鉄スクラップの余剰地区だが、いかがですか」
斉藤「余剰地区に間違いない。皆さんの話を聞いて、不足感が強い九州、中四国から東へ行き、中部あたりでニュアンスが変わってくることが知れた。中部で一応のバランスがとれた状態で、関東から北に向かい余剰感が強まる。道内の発生は低調だが、域内に不足感はない。石狩湾新港は、既存のH2バースを拡張する格好で3万トンクラスの船舶が使えるよう整備している。石狩地区の余剰玉はもちろん、道内の他港で積んだものを石狩で積み増す2港積みで、より遠方に輸出することを志向している。道内から西送りし難いのはあくまで現条件下。今後、高炉メーカーの新電炉が立ち上がれば、新たな物流の流れや循環ルートが出てくる可能性には期待している」
荒川「とても重要な指摘だ。今の話に一つ付け加えたいのは、流通再編が出口で起ころうとしている今、入口で起こっている廃掃法の改正について。東北地方では最初に福島県でヤード条例が施行された。その条例の趣旨は、金属スクラップを産業廃棄物と同様に規制していこうとするもので、製鋼原料として自由経済に基づきトレーディングされてきたものを廃掃法のアナロジーで規制する動きには、経緯は理解できるにせよ個人的には違和感を禁じ得ない。『角を矯めて牛を殺す』ようなことにならないよう注視が必要だ」
山下「各地域の特性に加え、スクラップの過不足がある。今までそうした発想を持って仕事をする機会は、実は少ないのではないかと思う。自分の会社に限らず、高い目線で考えていくことは非常に重要だと感じました」
電炉メーカーの見解
山下「会場には電炉メーカーの方もいらっしゃいます。電炉メーカーの立ち位置から思うところ、購買戦略などあればお答えできる範囲で教えていただけますか」
メーカー担当「当社は現状、比較的地場からの集荷で満たせていると思うが、将来的には、余剰地域である関東や東北、北海道など、より広い地域から原料を集める必要性を感じている。ただ、多くの電気炉計画はあるが、まだ内航船を含め、日本全国からの集荷については新たなスキームやコストなどを考えていく段階。全国の皆さんの発想、協力にも期待したい」
山下「われわれのユーザーである電炉メーカーの声を聞くのは本当に大事なこと。積極的に会話を重ねていきたいです」
採用活動・広報について
山下「われわれの業界では『人手不足』が共通の課題となっています。各社、採用活動やSNSを使った広報などでどのような取り組みをされているか、お聞かせください」
槙岡「当社では2年前に『ブランディング・広報プロジェクト』を立ち上げた。まずは従業員が兼任する形でインスタグラムを毎週、ブログを月1―2回更新することからスタートした。手応えを感じ、次は広報の専任を置こうと考えて女性を1人採用した。現在はCSRレポートの作成やホームページの刷新を計画しており、直近では75周年を記念したマスコットキャラクターを作成した。今はデザイナーに依頼しなくても、AIが作ってくれる時代。今後はこのキャラクターを活用して、さらに広報に力を入れたいと考えている」
荒川「人材確保は全国の事業者間で激しい競争市場になっている。昨年の出生者数は戦後最少の67万人。20年後には、全ての産業でこの限られたパイを取り合うことになる。その中で当業界がどれだけ若者に訴求できるか。未来の社員をどう引きつけるかは非常に重要だ。昔、漫画『スラムダンク』の大ヒットによってバスケットボールの競技人口が爆発的に増えたことがあった。槙岡さんのマスコットキャラクターの話は、まさにそうしたきっかけを作る素晴らしい取り組みだと思う」
槙岡「特に地方の人口減少は深刻で、広島県は人口流出が全国ワーストワン。当社がある呉市も、10年前は年間1500人だった出生数が昨年は850人に激減した。冗談抜きで、このままでは事業を継続できなくなる。3K職場の改善はもちろん大事だが、同業者だけでなく全産業と比べても魅力ある職場にしていかなければ生き残れないという強い危機感がある」
澤「3K職場の改善という点では、当社は以前、粉じんで場内の環境や視界があまり良くないという課題があったがシャーリングの出口付近に集じん機を設置し、就労環境を改善した。当社が主に扱う可鍛コロは水ぬれ厳禁の商材で雨天の出荷時は計量のたびにトラックの荷台にシートをかけては外すという重労働を繰り返していたが、天井クレーンに荷重計を設置することで積み込み作業が1回で終わるようになり、作業負担が大きく軽減した。ガス切り作業を大型シャーで代替するといった機械化も人手不足の対応策の一つ」
伊藤「当社は、従業員の知り合いや家族の紹介で入社するケースが多いのでミスマッチが少なく、辞める人はほとんどいない。同時に、時代に合わせて女性や外国籍の方の採用にも力を入れている。中部地区は自動車産業が盛んな土地柄。ブラジルやトルコなど外国籍の方が多く在住しており、学校によっては日本人と同じくらい外国籍の子供たちがいる。昨今は移民に関する議論が散見されるが、枠組みを広げて国籍を問わなければ、求人は比較的集まりやすい傾向にある」
山下「来場者の方々にもお話を伺いたいと思います。大阪故鉄の矢追大祐社長。自社での取り組みはいかがでしょうか」
矢追「当社も従業員の約3割がリファラル(縁故)採用。ただ、そこだけに依存するのはリスクなので一般採用も継続している。社内では、従業員に『一緒に働きたいと思う人』を挙げてもらい、その理由をファイリングして求める社員像の分析に役立てている。昨年出展した大阪・関西万博のブースをきっかけに地域交流イベントにつながり、最終的に入社に至ったケースもあった。企業側が行動を起こせば確実に採用につながると実感している」
山下「日下野さんが5月に関東支部錆年部会長に就任し、全国青年部の連絡会設立の構想について話されました。詳細を教えていただけますか」
日下野「錆年会のテーマ『つなぐ』の一環として全国の若手会の設立を構想した。同業者や同年代の仲間が集まり、同じ悩みを共有して共に学ぶことで、実際の商売や本当の絆につなげたい。物価高騰で各団体の会費が上がる中『若手会に参加できること』自体を、当工業会に在籍する大きなメリットにしていきたい」
山下「会場にいらっしゃる平林実社長(平林金属)は日下野さんの話を聞かれていかがですか」
平林「若い人がつながることは素晴らしい取り組み。現在、脱炭素やリサイクルの追い風で当業界にスポットが当たっているが、高炉の電炉シフトが進む中で地場の電炉が淘汰されるかもしれないピンチでもある。一般的にスクラップにはまだ暗いイメージもあるが、将来、AIに当業界のことを尋ねた時に『魅力的で素晴らしい業界』とトップに出てくるよう、若い世代にはネット上で肯定的なプラスの情報を発信していってほしい。全国ネットの連絡会はそのための価値あるプラットフォームになる。全力で後押ししていく」
業界の未来は
山下「最後に、どういう業界にしていくべきか、または今日の感想を教えてください」
河原林「座談会を通じて採用活動におけるヒントを得られた。当社でもHPをリニューアルし制服も新しいものに変えてきたが、槙岡さんが自社を魅力ある企業にしていかないといけないという危機感を強く持たれていることを聞き、私はまだまだ覚悟が足りなかったと痛感した。まずは何としても人を採用し、落ち着いたらもっと魅力ある会社、自社を誇れる会社にしていきたい」
槙岡「ライフワークバランスは重要だが、ライフもワークもひとくくりにして従業員一人一人の幸せを実現できる会社になれば、魅力的な企業になれるのではないか。以前、関西支部主管の全国大会で座談会が開催された際、当時、私は会社に戻ったばかりで不安いっぱいで客席から登壇者の話を聞いていたが、同じような立場の人が同じような思いや悩みを抱えていることを知り、気が楽になりモチベーションが上がった。若手の集いを全国展開し、みんなに参加してもらい、自分が参加することでこの業界の地位を上げていきたい」
澤「スクラップ業はCNなどで先行き自体は明るく、真面目にやっていれば続けられる仕事。入社当初は多少の抵抗があっても、入ってみたら楽しい仕事でもある。今後は『入ってみたら楽しい』を『入ってみたい』と思われる企業にシフトチェンジしていく必要がある。私の場合、楽しいと思えるようになったきっかけの一つに関西支部の青年交流会の存在がある。社内だけでなく社外や同じ立場の人と知り合い、ステップアップできたのは横のつながりがあったから。そういう意味で全国の連絡会はぜひやりたい。公式の組織ではなくても定期的に集まる形があれば、各支部の青年部の活動を底上げするメリットにもなる」
伊藤「当工業会をうまく活用していきたいと改めて感じた。資源の囲い込みが進む中で、無駄な動きもたくさんある。具体的には自社グループ内でスクラップを回すために長距離を輸送するケースがあるが、それを工業会のコミュニティーを使って資源循環を地場で完結できる仕組みがあれば環境にも優しい。仕事面では、娘に私が仕事を楽しんでいる姿を見せることが、業界のイメージアップにもつながっていくと感じた。小さなことだが、仕事を楽しみたいと改めて思った」
日下野「皆さんから連絡会について前向きな意見を聞けて良かった。当社は縁故採用が多く、親子や友達同士のケースがあるがこれは本当にありがたいこと。息子が将来、スクラップ屋になりたいと思えるような会社にしていきたい」
荒川「生産年齢人口が減る中で、人的資源をどうシェアするか考える必要がある。例えば、手解体のような作業を業界内で標準化できれば、ギグワーカー(単発・短時間の労働力)を全国で活用できる。遠隔操作の重機を活用すれば会社を超えてオペレーターを共有することも可能だ。数年前、産業廃棄物協会が『産業資源循環協会』へと名称を変え、本気で資源循環に乗り出している。外国人材の登用などを含め、国策がどちらを向いているかを注視し、各団体のロビー活動に負けないよう当業界のポジションを守らなければならない。首都圏直下型地震への広域的な連携も含め、この大災害時代に助け合えるプラットフォームとして、全国連絡会が機能することを期待したい」
斉藤「業界の未来像を話し合える機会は意外と少ない。廃掃法をはじめ、今後の法改正が必ずしもわれわれに追い風になるとは限らない。業界団体として一致した考え方を持っていれば、より強いメッセージを社会に発信できるはずだ」
山下「今回ドキュメンタリー動画を作成されたシシクリエイションの塚原芳子さんに、第三者目線で見た当業界の感想を」
塚原「撮影を通じて、この業界こそが日本の底力を支える主流になる業界だと分かった。採用はSNSで育った若者にはリアルな本音が突き刺さる。動画の中に等身大の主人公や前例のない挑戦といった物語(ストーリー)があることが重要だ。皆さんの会社にある素晴らしい物語を、ぜひ積極的に発信していってほしい」
山下「大変有意義な議論となりました。本日はありがとうございました」

事業内容・活動について
司会進行・山下「冒頭の映像制作のテーマは、『この仕事を次世代につなぐことができるか』に尽きます。座談会を通じ、脱炭素、人手不足、ヤード規制と激動の時代に突入するこれからを生きるためのヒントを一つでも皆さんに示すことができれば良いと思っています。まずは各社の事業内容や青年部の活動などを紹介してください」

関東支部の山下氏
荒川「東北も面積は広いが人口や産業の集積は薄く、鉄専業よりは各地域のプレーヤー、ディーラーが鉄・非鉄や古紙、瓶といったさまざまな再生資源を総合して扱うよろず屋的な事業者が多い。そうした産業集積の薄さが今後の事業の持続可能性の難しさを示しており、東北支部に青年部がないことも一つの課題だと思う」
日下野「当社は栃木県足利市に立地し、スバル関連などの工場発生スクラップを中心に扱っている。関東支部の錆年会は30社が名を連ね、毎年テーマ設定し、勉強会などを実施している。来年度は10周年を迎えるにあたり、今年のテーマを『つなぐ』としている。会員同士のネットワークの強化、他地区・他団体との交流、錆年会活動を未来へ、を掲げており、皆さんの協力もお願いしたい」
伊藤「中部支部もエリアは広い。当社が主に活動する愛知県は自動車産業が基幹産業で、関連企業の裾野が広くスクラップの発生エリアと目されており、品種構成も自動車由来が多い。中部支部も正式な若手の会はないが、支部主管の全国大会を若手中心に行い、そのメンバーが本格的に親会の活動に参画する流れができている。今日は他地区の活動の在り方などを持ち帰り、展開できればと思う」
澤「関西青年交流会は2010年の立ち上げで自身は6代目会長。私が関東で勤務し、関東の錆年会に所属していた経緯もあり、関東をはじめ関西など他地区との交流を積極的に行っている。共同の海外視察など、関西人らしい活発な活動が特色となっている」
槙岡「中四国は瀬戸内海を中心とした穏やかな地区で、電炉・高炉が集積しているスクラップの需要地。当社は戦後、国を復興したいという思いから国興産業の社名で起業した成り立ちで、この地域で鉄鋼メーカーとともに復興の気概を持ちながらスクラップ業を営んできた。当支部青年部会は新型コロナウイルス禍の最中に立ち上げられた。来年の全国大会は広島開催。関東大会の運営を目に焼き付け、来年の開催に備えるので参加をお待ちしている」
河原林「当社は佐賀県内に4拠点を擁し、鉄道レールの扱いが多い。九州支部の次世代会は実質的な青年会にあたる。かつての全国大会の実行委員会のメンバーで立ち上げた後、全国の若手の活動の活発化を受け昨年復活した。以前、こうした若手の会に参加し全国とつながりが持てたので、今回もそうした会にできれば良いと思う」

九州支部の河原林氏
各地の課題と取り組み
山下「自らの地域だけ、自分の会社だけ良ければ構わない、という思考では乗り切れない時代だと感じています。各地域にどんな悩みがあり、どんな特徴を持っているかを皆で理解し、日本全体で国内循環を考えていくフェーズに入っていると思い、今日の企画がある。西日本は大型電炉の建設が進み、需要が増加し循環の在り様が大きく変わる。自社の取り組みや想定を聞かせてください」
河原林「29年下半期に年産200万トンと言われる日本製鉄の新電炉が立ち上がる。月に約17万トンという数字は、山口県まで含めた九州エリアの需要がもう一つ増えるようなもの。これに対し当社ができることはほぼない。九州のディーラー全部でも無理な話で、日本全体でスクラムを組まなければならないインパクトだ。3年後はあっという間。皆で何かやるということが大事だと思う」
荒川「それを聞いて思い出したことがある。東日本大震災の津波被害で、沿岸部は30年分のスクラップが一度に出た。福島県は原発災害で放射性物質の混入があり、地元のキャパシティーを超えたことで関東圏などの大資本をはじめ、全国からディーラーが集まり仕事をしていった。その当時にも通じる、日本全国を巻き込んだメガトレンドというべき流通再編の話が出てくるのではないかと感じる。その際、最も面白くないのは地元で高値を出し合い、互いの首を締め合う形。俺が俺が、では困る。どう取り組んでいけば良いか、皆の知恵を聞かせてほしい」
中四国で需要増見込む
山下「中四国はJFE倉敷で大きな需要増が見込まれるがいかがですか」
槙岡「JFEスチールの新電炉や東京製鉄岡山工場の増産計画など、さまざまな話がある。さらに日本製鉄の山陽特殊製鋼統合で、電炉、高炉の垣根を越えたスクラップの争奪戦が予想される。先ほど需要地と申し上げた通り、輸出する余裕はない。むしろ今後は輸入で補う必要性まで感じる。人口減少とともに国内需要は減るが、国内でしっかり循環させなければならない。その中でいかに生き残るかは、いかに集めるか。入口を確保することが、われわれへの期待でもあり力の見せどころ。ただ、個社単位では限界はすぐに訪れると思う。課題解決には、若い世代の意識の共有と活動が重要になってくるが、昨年は山下さんなど、関東地区鉄スクラップ業者の若手有志が連携し、初めて東京製鉄田原工場(愛知県田原市)向けに鉄スクラップの共同内航輸送を実施したことは、まさにこれから求められるスキームの象徴で衝撃を受けた。トラブルも多かったのではないか」

中四国支部の槙岡氏
澤「関西は元々、仕入れの商材も加工設備もディーラーによって多様で、発生を取り合うケースは他地区に比べ少ないように感じる。どちらかと言えば案件が多いときは助け合っており、需要増で競争力が上がるという感覚はまだない。例えばヘビースクラップの需要が増えるとしても、皆が持つ原料製品が異なり、当社は可鍛コロやHSを製造しているためヘビーの需要増には応えにくい。そのためメーカーによって相談するディーラーは変わってくる。販売面でも関西は恵まれている。最近は万トン級の輸出ができる南港のJ―1バースが完成し、選択肢が増えた。内航船で中四国はもちろん、九州地区も行ける。大阪地区は電気炉メーカーが集約しており、代替需要で困るディーラーはまずおらず緊張感は薄い。中山製鋼所も新電気炉を建設中だが、関西地区のディーラーは八幡や倉敷など、西日本全体を販売エリアとして見ており、大阪の需要のみならず西日本、海外も含め常にメリットを計っていると感じる」

関西支部の澤氏
伊藤「中部地区は自動車産業の盛んな地域で上級スクラップの発生が多く、今後の電炉シフトのターゲットになりやすい地域。7社の電炉メーカーが立地しバランスが良く、生産レベルも高いなど需要はしっかりあるが、現状はまだ余っている。そこは新電炉に向かう可能性が高いが足りないだろう。それ以上の供給は会社ごとの判断になる。感覚的な話になるが、過去を振り返り、高炉メーカーの波のある購買は気になるところ。これから向かうステージは従来と全く異質なものになる可能性が高いが、基本的に地場メーカーとの関係は皆、大切にしてきた。新たな需要に全振りはしないだろうが、無視もできないといった感じ。今後、スクラップの仕入れ競争が激化すれば、鉄鋼メーカーと自動車メーカーなどがクローズドな環境下で回していくケースが増えるリスクがある」
荒川「それはすごく大事な話。横のつながりの話は美しいが、縦で吸い取られる可能性がある。サプライチェーンの中で、われわれ静脈側に入る前に動脈側に引っこ抜かれてしまう動きに対しては、当業界の存在意義が問われる事態と言える」
関東・北海道は余剰感
山下「関東地区は、関東鉄源協同組合や内航船などありますが」
日下野「関東地区の電気炉メーカーを振り返ると、丸棒をメインとするメーカーが多い。丸棒需要が低迷している中、再編機運の高まりなどを懸念している。そうなればH2が余剰になっていくが、高炉メーカーの新電炉で使用するのは主に高級スクラップ。H2に関しては、引き続き輸出しなければならないというマインドが関東には根強く残っている。25年に錆年会の海外視察で韓国に訪れた際、POSCOの新電炉に触れ、ヘビースクラップに荷余り感がある中、新断ニーズが際立って高いことを知った。こうしたトレンドは当面継続すると危惧している」

関東支部の日下野氏
斉藤「余剰地区に間違いない。皆さんの話を聞いて、不足感が強い九州、中四国から東へ行き、中部あたりでニュアンスが変わってくることが知れた。中部で一応のバランスがとれた状態で、関東から北に向かい余剰感が強まる。道内の発生は低調だが、域内に不足感はない。石狩湾新港は、既存のH2バースを拡張する格好で3万トンクラスの船舶が使えるよう整備している。石狩地区の余剰玉はもちろん、道内の他港で積んだものを石狩で積み増す2港積みで、より遠方に輸出することを志向している。道内から西送りし難いのはあくまで現条件下。今後、高炉メーカーの新電炉が立ち上がれば、新たな物流の流れや循環ルートが出てくる可能性には期待している」

北海道支部の斉藤氏
山下「各地域の特性に加え、スクラップの過不足がある。今までそうした発想を持って仕事をする機会は、実は少ないのではないかと思う。自分の会社に限らず、高い目線で考えていくことは非常に重要だと感じました」
電炉メーカーの見解
山下「会場には電炉メーカーの方もいらっしゃいます。電炉メーカーの立ち位置から思うところ、購買戦略などあればお答えできる範囲で教えていただけますか」
メーカー担当「当社は現状、比較的地場からの集荷で満たせていると思うが、将来的には、余剰地域である関東や東北、北海道など、より広い地域から原料を集める必要性を感じている。ただ、多くの電気炉計画はあるが、まだ内航船を含め、日本全国からの集荷については新たなスキームやコストなどを考えていく段階。全国の皆さんの発想、協力にも期待したい」
山下「われわれのユーザーである電炉メーカーの声を聞くのは本当に大事なこと。積極的に会話を重ねていきたいです」
採用活動・広報について
山下「われわれの業界では『人手不足』が共通の課題となっています。各社、採用活動やSNSを使った広報などでどのような取り組みをされているか、お聞かせください」
槙岡「当社では2年前に『ブランディング・広報プロジェクト』を立ち上げた。まずは従業員が兼任する形でインスタグラムを毎週、ブログを月1―2回更新することからスタートした。手応えを感じ、次は広報の専任を置こうと考えて女性を1人採用した。現在はCSRレポートの作成やホームページの刷新を計画しており、直近では75周年を記念したマスコットキャラクターを作成した。今はデザイナーに依頼しなくても、AIが作ってくれる時代。今後はこのキャラクターを活用して、さらに広報に力を入れたいと考えている」
荒川「人材確保は全国の事業者間で激しい競争市場になっている。昨年の出生者数は戦後最少の67万人。20年後には、全ての産業でこの限られたパイを取り合うことになる。その中で当業界がどれだけ若者に訴求できるか。未来の社員をどう引きつけるかは非常に重要だ。昔、漫画『スラムダンク』の大ヒットによってバスケットボールの競技人口が爆発的に増えたことがあった。槙岡さんのマスコットキャラクターの話は、まさにそうしたきっかけを作る素晴らしい取り組みだと思う」
槙岡「特に地方の人口減少は深刻で、広島県は人口流出が全国ワーストワン。当社がある呉市も、10年前は年間1500人だった出生数が昨年は850人に激減した。冗談抜きで、このままでは事業を継続できなくなる。3K職場の改善はもちろん大事だが、同業者だけでなく全産業と比べても魅力ある職場にしていかなければ生き残れないという強い危機感がある」
澤「3K職場の改善という点では、当社は以前、粉じんで場内の環境や視界があまり良くないという課題があったがシャーリングの出口付近に集じん機を設置し、就労環境を改善した。当社が主に扱う可鍛コロは水ぬれ厳禁の商材で雨天の出荷時は計量のたびにトラックの荷台にシートをかけては外すという重労働を繰り返していたが、天井クレーンに荷重計を設置することで積み込み作業が1回で終わるようになり、作業負担が大きく軽減した。ガス切り作業を大型シャーで代替するといった機械化も人手不足の対応策の一つ」
伊藤「当社は、従業員の知り合いや家族の紹介で入社するケースが多いのでミスマッチが少なく、辞める人はほとんどいない。同時に、時代に合わせて女性や外国籍の方の採用にも力を入れている。中部地区は自動車産業が盛んな土地柄。ブラジルやトルコなど外国籍の方が多く在住しており、学校によっては日本人と同じくらい外国籍の子供たちがいる。昨今は移民に関する議論が散見されるが、枠組みを広げて国籍を問わなければ、求人は比較的集まりやすい傾向にある」

中部支部の伊藤氏
矢追「当社も従業員の約3割がリファラル(縁故)採用。ただ、そこだけに依存するのはリスクなので一般採用も継続している。社内では、従業員に『一緒に働きたいと思う人』を挙げてもらい、その理由をファイリングして求める社員像の分析に役立てている。昨年出展した大阪・関西万博のブースをきっかけに地域交流イベントにつながり、最終的に入社に至ったケースもあった。企業側が行動を起こせば確実に採用につながると実感している」
山下「日下野さんが5月に関東支部錆年部会長に就任し、全国青年部の連絡会設立の構想について話されました。詳細を教えていただけますか」
日下野「錆年会のテーマ『つなぐ』の一環として全国の若手会の設立を構想した。同業者や同年代の仲間が集まり、同じ悩みを共有して共に学ぶことで、実際の商売や本当の絆につなげたい。物価高騰で各団体の会費が上がる中『若手会に参加できること』自体を、当工業会に在籍する大きなメリットにしていきたい」
山下「会場にいらっしゃる平林実社長(平林金属)は日下野さんの話を聞かれていかがですか」
平林「若い人がつながることは素晴らしい取り組み。現在、脱炭素やリサイクルの追い風で当業界にスポットが当たっているが、高炉の電炉シフトが進む中で地場の電炉が淘汰されるかもしれないピンチでもある。一般的にスクラップにはまだ暗いイメージもあるが、将来、AIに当業界のことを尋ねた時に『魅力的で素晴らしい業界』とトップに出てくるよう、若い世代にはネット上で肯定的なプラスの情報を発信していってほしい。全国ネットの連絡会はそのための価値あるプラットフォームになる。全力で後押ししていく」
業界の未来は
山下「最後に、どういう業界にしていくべきか、または今日の感想を教えてください」
河原林「座談会を通じて採用活動におけるヒントを得られた。当社でもHPをリニューアルし制服も新しいものに変えてきたが、槙岡さんが自社を魅力ある企業にしていかないといけないという危機感を強く持たれていることを聞き、私はまだまだ覚悟が足りなかったと痛感した。まずは何としても人を採用し、落ち着いたらもっと魅力ある会社、自社を誇れる会社にしていきたい」
槙岡「ライフワークバランスは重要だが、ライフもワークもひとくくりにして従業員一人一人の幸せを実現できる会社になれば、魅力的な企業になれるのではないか。以前、関西支部主管の全国大会で座談会が開催された際、当時、私は会社に戻ったばかりで不安いっぱいで客席から登壇者の話を聞いていたが、同じような立場の人が同じような思いや悩みを抱えていることを知り、気が楽になりモチベーションが上がった。若手の集いを全国展開し、みんなに参加してもらい、自分が参加することでこの業界の地位を上げていきたい」
澤「スクラップ業はCNなどで先行き自体は明るく、真面目にやっていれば続けられる仕事。入社当初は多少の抵抗があっても、入ってみたら楽しい仕事でもある。今後は『入ってみたら楽しい』を『入ってみたい』と思われる企業にシフトチェンジしていく必要がある。私の場合、楽しいと思えるようになったきっかけの一つに関西支部の青年交流会の存在がある。社内だけでなく社外や同じ立場の人と知り合い、ステップアップできたのは横のつながりがあったから。そういう意味で全国の連絡会はぜひやりたい。公式の組織ではなくても定期的に集まる形があれば、各支部の青年部の活動を底上げするメリットにもなる」
伊藤「当工業会をうまく活用していきたいと改めて感じた。資源の囲い込みが進む中で、無駄な動きもたくさんある。具体的には自社グループ内でスクラップを回すために長距離を輸送するケースがあるが、それを工業会のコミュニティーを使って資源循環を地場で完結できる仕組みがあれば環境にも優しい。仕事面では、娘に私が仕事を楽しんでいる姿を見せることが、業界のイメージアップにもつながっていくと感じた。小さなことだが、仕事を楽しみたいと改めて思った」
日下野「皆さんから連絡会について前向きな意見を聞けて良かった。当社は縁故採用が多く、親子や友達同士のケースがあるがこれは本当にありがたいこと。息子が将来、スクラップ屋になりたいと思えるような会社にしていきたい」
荒川「生産年齢人口が減る中で、人的資源をどうシェアするか考える必要がある。例えば、手解体のような作業を業界内で標準化できれば、ギグワーカー(単発・短時間の労働力)を全国で活用できる。遠隔操作の重機を活用すれば会社を超えてオペレーターを共有することも可能だ。数年前、産業廃棄物協会が『産業資源循環協会』へと名称を変え、本気で資源循環に乗り出している。外国人材の登用などを含め、国策がどちらを向いているかを注視し、各団体のロビー活動に負けないよう当業界のポジションを守らなければならない。首都圏直下型地震への広域的な連携も含め、この大災害時代に助け合えるプラットフォームとして、全国連絡会が機能することを期待したい」

東北支部の荒川氏
山下「今回ドキュメンタリー動画を作成されたシシクリエイションの塚原芳子さんに、第三者目線で見た当業界の感想を」
塚原「撮影を通じて、この業界こそが日本の底力を支える主流になる業界だと分かった。採用はSNSで育った若者にはリアルな本音が突き刺さる。動画の中に等身大の主人公や前例のない挑戦といった物語(ストーリー)があることが重要だ。皆さんの会社にある素晴らしい物語を、ぜひ積極的に発信していってほしい」
山下「大変有意義な議論となりました。本日はありがとうございました」




























