2014年12月11日

伊藤忠丸紅、「次期中計も投資に意欲」 東京で藤紅会

伊藤忠丸紅鉄鋼と伊藤忠丸紅テクノスチールは9日、東京・丸の内のパレスホテル東京で藤紅会を開催し、取引先企業など約135社260人が出席した。

あいさつに立った松浦康夫・伊藤忠丸紅鉄鋼社長は、今年のキーワードについて「原料安、円安、中国の爆発的輸出、人手不足」と指摘し「需要全体では国内、世界とも2%伸び堅調だった」との見方を示した。加えて「需要堅調なことは商社にとっては追い風。来年も堅調さが続くのではないか」と述べた。

来年度からスタートする第5次中期経営計画については「練っている最中」としながら「人と機能をいかに磨くかに尽きる。人を磨き鍛え、機能を強化し広げることで、事業の礎である『三方良し』を実現する」と語った。

この3年間では約1300億円を投じた。「身の丈に合っているのか、との声は内外で聞こえてくるが、次の3年も必要なところには投資する」とし、意欲的な投資でビジネスチャンスを広げていく考えを強調した。