2015年11月5日

新日鉄住金ステンレス、Ni・Cr系冷薄据え置き

 新日鉄住金ステンレス(NSSC)は5日、国内店売り向け冷延薄板および厚中板の11月契約価格について、ニッケル系とクロム系の冷薄を据え置き、厚中板を前月比トン5000円引き上げると発表した。ニッケルのLME価格が月平均で5カ月ぶりに上昇し、アロイ価格として5000円上がったため、厚中板はこれを反映する。ニッケル系冷薄はマーケットにおける価格安定性などを考慮し、ベースを同額引き下げることでトータル価格を横ばいとする。ニッケルを含有しないクロム系冷薄は、10―12月のクロム価格が3%下がりアロイ価格も同5000円の下げとなったが、ベース価格を同額引き上げ、トータルで据え置く。

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