2022年7月5日

5月 中国熱延生産が最高 景気対策見込む

 中国の熱延コイルの生産量が5月に過去最高を記録し、需給が緩み、鋼板市況の急落につながった。政府の景気対策を見込み、大手中心に高炉メーカーが生産を増やした。採算の悪化から粗鋼生産は6月に減少に転じたが、鋼板類の生産は条鋼類ほどは減っていないようで在庫の増加が続いている。都市封鎖の解除や政府の支援策から需要は回復に向かい、政府の鉄鋼減産方針から鋼板の生産も抑えられるとみられ、緩和している需給は徐々に調整される見通しだ。







本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more