2023年1月24日

22年全国粗鋼生産、9000万トン割れ 内外需要が減速

 2022年の全国粗鋼生産量は8923万5000トンと前年比7・4%減り、2年ぶりに減少した。半導体・部品不足による自動車生産の減少や輸出市場の悪化など国内外で需要が減速したため、高炉メーカーの生産調整が続いた。国内需要は緩やかながら回復基調を持続する見通しだが、自動車生産の回復速度はなお不透明。資材高などで建設分野もやや低調に推移している。欧米の景気後退懸念や新型コロナウイルス規制を解除した中国の鋼材輸出の動向が不安材料となり、粗鋼生産は調整含みの展開が続きそうだ。







本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more