2023年3月14日

ビレット輸出1月23%減少 6年ぶり6万トン割れ

 財務省の貿易統計によると、2023年1月のビレット(鋼片)輸出量は5万4409トンと前年同月比23・1%減、前月比12・6%減となった。平均単価はトン当たり7万2113円で前年同月比1269円安、前月比847円安。1月は後半からアジアの鉄鋼メーカーがビレット輸出オファー価格を引き上げたものの、需要家は新規成約に慎重姿勢を堅持。日本国内は関東を中心に鉄スクラップ市況が上昇し、エネルギーをはじめ各種コスト負担が増大するとともに、為替が円高に振れたこともあって、輸出商談は停滞し、16年12月以来6年1カ月ぶりに6万トンを割り込んでいる。







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