2023年9月14日

輸出船契約8月21%減 人手不足 受注抑制が鮮明

 日本船舶輸出組合が13日発表した2023年8月の輸出船契約実績は14隻、39万580総トンで総トン数は前年同月比21・4%減だった。6カ月連続で下げた。鋼材など資材価格上昇と造船メーカーサイドでの人手不足などから受注を抑制する動きが鮮明になっている。22年度末から大幅減が続く。一方で8月末の輸出船手持ち工事量は512隻、2207万総トンとなり、総トン数は同2・7%増加した。輸出船契約の減少は継続するものの、手持ち工事は安定した水準を保持、事業者によっては3年以上を擁する。これらを受けて造船向け厚板需要は23年度も22年度並みの265万トンレベルと予測されている。







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