日本製鉄、トランプ大統領英断に敬意表す

日本製鉄は24日、トランプ米大統領が23日に同社とＵＳスチールとの提携を認める意向を表明したことについて「日本製鉄とＵＳスチールのパートナーシップを承認されたトランプ大統領のご英断に、心より敬意を表する」とのコメントを発表した。


　同社は　「私たちの提案は、米国の労働者、米国の鉄鋼業、そして米国の国家安全保障を守るというトランプ政権のコミットメントと合致している。ＵＳスチールと日本製鉄のパートナーシップは、ＵＳスチールとすべてのステークホルダー、米国鉄鋼業、さらには米国製造業全体にとって、画期的な転機となる」と計画の意義をあらためて伝えた。


 　ＵＳスチールは23日、「トランプ大統領は、米国、米国の労働者、米国の製造業にとって最良の取引を得る方法を知っている大胆なリーダーであり、ビジネスマンだ。ＵＳスチールは米国にとどまり、日本製鉄とのパートナーシップを通じて、今後４年間で大規模な投資、新技術、数多くの雇用をもたらし、より大きく、より強く成長する」とのコメントを発表した。


 　トランプ大統領は先月、日本製鉄によるＵＳスチールの買収計画についてＣＦＩＵＳ（対米外国投資委員会）に再審査を指示。ＣＦＩＵＳが今月21日に大統領に審査結果を報告し、大統領が６月５日までに判断を下すことになっていた。