2012年11月26日

中国、高級特殊鋼に進出=鉄道・車など 日本製から代替

 中国鉄鋼メーカーが、特殊鋼の高級領域に進出し始めた。馬鞍山鋼鉄集団はこのほど、台湾の高速鉄道向けにスチール製車輪1500枚を初受注し、日本製からの代替を図ると発表。自動車分野では宝山鋼鉄のエンジンバルブ用耐熱鋼が、日系自動車に初めて採用され、ばね用鋼も中国の日系自動車や建機に使われ始めている。中国材は価格競争力が高い上に品質が年々向上。普通鋼の販売競争を避けたい中国メーカーが、付加価値の高い特殊鋼への戦略強化を図っている。







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