2011年1月17日

H形鋼 関東流通、唱え8・3万円

 関東地区の形鋼流通は、新日本製鉄の店売りH形鋼のトン1万円を受けて、唱え上げのピッチを速めている。流通各社はH形鋼の唱え価格をベースサイズでトン当たり8万円とし、今週にも8万3000円に引き上げる構え。流通在庫の品薄感も広がる中、コストプッシュによる上昇ムードはしばらく続きそうだ。

 H形鋼の現行市況はトン7万5000―7万8000円。流通が急ピッチで価格転嫁を進める中、流通間の取引では一部8万円の唱え価格が浸透し始めている。鉄スクラップ電炉買値などの原材料価格上昇を背景に、市場の上昇機運は強まっており、市況が8万円に到達するのは時間の問題だ。







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