新日鉄、中間経常益1250億円予想

　新日本製鉄は28日、2010年9月中間期の連結経常損益が、前年同期の869億円の赤字から1250億円の利益に黒字転換するとの見通しを発表した。11年3月期については、暫定値として2500億円（前期は118億円の利益）の経常利益予想のみを公表。同時に発表した10年4―6月期の経常損益は、前年同期の566億円の赤字から618億円の利益に黒字転換し、前期の554億円も上回った。

　7―9月期は632億円の利益と、5四半期連続での経常損益改善を見込む。中間配当は前年に続いて実施を見送り、期末（前期1株1・5円）は未定とする。