アジアの薄板市況、明暗分ける

　アジアの薄板市況はホットコイルと冷延・めっき鋼板で明暗が分かれている。ホットコイルは先月末に比べ20―30ドル上昇したが、冷延・めっき鋼板は低迷したまま。鉄鋼原料の高止まりや1ドル83円という円高進行などの中、輸出採算を改善したい高炉メーカーは値上げを打ち出しているものの、中国・韓国勢などに押され苦戦が続いている。