2010年6月10日

三菱商事、2020年 原料炭権益3500万トン

 三菱商事の鉄鋼原料本部は、2020年に向けて原料炭、鉄鉱石など鉄鋼原料の権益を大幅に上積みする方針だ。原料炭は豪BHPビリトンとの合弁事業、BMAの拡張をテコに三菱商事権益持ち分として、年産3500万トン程度に現状から5割程度拡大したい考え。鉄鉱石は既存事業の拡張と西豪州の新規開発などで、まずは権益持ち分を2000万トンレベルに増やし、長期的には最大年産5000万トンと7倍規模を狙う。

 中国、インドなどの鉄鋼生産拡大で鉄鋼原料需要が着実に伸びると見ており、強みを持つ原料炭は需要増見合いで、手薄な鉄鉱石は需要の伸び以上に権益を拡大。供給の安定化と日本を中心とした需要家向けサービス向上に取り組む考えだ。







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