大紀アルミ、二次合金生産が回復

　大紀アルミニウム工業所の今期（10―12月）のアルミ二次合金生産量は、前期（７―９月）と比較し10％程度増加する可能性が高まっている。複数の大手自動車メーカーが今期の生産計画を上方修正していることが“追い風”となって、同社の稼働率は生産最盛期の２００７年度比で平均75％前後まで回復する見込み。

　年明けから操業停止している白河工場（福島県白河市）の溶湯供給については、需要家の生産復調に伴い「早ければ11―12月にかけて生産を再開する可能性がある」（大紀アルミ）としている。