2013年10月25日

アジア鋼板市場 中印材、東南アで攻勢

 米金融緩和が影響した通貨の振れによってアジアの鋼板貿易が変動している。インドはルピー安から輸出を急増させ、中国は内需停滞と能力過剰から輸出を拡大。両国に挟まれる東南アジア市場が攻勢を受けている。東南アジア内でも鉄鋼の能力増強が進み、需給の緩和が鋼材市況を下押す。鉄鋼生産国世界第1位の中国と第4位のインドは鉄鋼能力が増え、輸出も増える可能性があり、向け先となる東南アジアで貿易摩擦がさらに強まりそうだ。







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