2015年7月8日

JFE・JMU、大型コンテナ船の構造アレスト技術 世界で初適用 460МPa厚板使用 燃費5%向上

 JFEスチールとジャパン・マリンユナイテッド(JMU)は8日、共同で大型コンテナ船向け構造アレスト技術(脆弱亀裂伝播防止技術)を開発、世界で初めて1万TEU超級大型コンテナ船に適用されると発表した。従来よりも厚い降伏強度460МPaの高強度厚鋼板YP460を使い、JMU呉事業所で建造中の1万4000TEU級大型コンテナ船(日本郵船向け)に採用される。日本海事協会からJMUが図面、施工法認証を、JFEが同高強度厚鋼板の製造法認証を取得した。JFEでは昨年、独自の組織制御技術と高度圧延技術で高靭性を擁する板厚80ミリの高強度高アレスト鋼板を開発しており、材料アレスト技術と構造アレスト技術とを合わせ持つことになる。

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