2015年11月9日

総合商社6社金属関連部門、下期回復の見立て修正

 総合商社6社・金属関連部門の2016年3月期連結決算見通しが6日出そろったが、鉄鉱石・石炭などの資源や鉄鋼製品の価格低迷、原油安によるエネルギー関連需要減を背景に、三菱商事が通期の最終利益見通しを一転、赤字に修正し、住友商事、丸紅、双日も下方修正した。鉄鋼業界では新日鉄住金、JFEホールディングス、神戸製鋼所、日新製鋼の高炉4社がそろって通期利益予想を下方修正している。中国の経済成長減速による国際需給緩和と価格下落のインパクトが想定を上回り、下期の回復シナリオの修正を迫られた。中国発の大混乱はしばらく続く見通しで、メーカー・商社はそれぞれ収益構造改革の施策を前倒しするとともに追加施策の検討を急いでいる。







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