2015年11月30日

国内自動車生産、回復足取り鈍く

 国内自動車生産の回復の足取りが鈍い。軽自動車を中心に国内の販売が低迷しているうえ、円安にもかかわらず輸出が増加しないためだ。トヨタなど一部自動車メーカーは1―3月の増産を示すものの、メーカー間の国内販売の強弱などもあり、全体を底上げするまでには至らない。関係筋によると、今年度の国内自動車生産は完成車ベースで930万―935万台程度にとどまりそうだ。東日本大震災で生産ラインの休止が相次いだ2011年度の927万台を若干上回る水準だが、小型車の普及で自動車1台当たりの原単位(鋼材使用量)は低下傾向にあるだけに、厳しい状況が続く。年度初めに950万台とみていた高炉メーカーの一部では2度目の計画の下方修正を行った。







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