和信産業、店売り建設向け厚板販売を強化

　薄板・厚板の加工販売を行う和信産業（本社＝千葉市花見川区、遠藤重康社長）は厚中板を取り扱う東金工場（千葉県東金市）の潜在能力を引き出すことに注力する。大手建設機械メーカーとの取引で培ってきた技術やノウハウを生かし、これまでは受注全体に占める割合が低かった一般店売りや建築・土木向けの販路開拓を強化する。市場では薄板コイルセンターとしての認知度が高い同社だが、厚板から薄板3品まで鋼板類全般の加工・販売を手掛ける総合加工流通としての機能を訴求し、地場の内需を掘り起こす。