2016年12月9日

コバルト国際相場、5カ月続伸

 12月1週のレアメタル国際相場は弱含み。米国大統領選や利上げ観測を材料にベースメタルを含む多くのマーケット商品が高騰する中、レアメタルは弱基調で推移している。多くの鉱種でサプライヤーの生産調整などによって供給が絞られているが、電池向けで引き合いのあるコバルトを除き、実需の低迷が色濃く相場は頭打ちの傾向にある。
 コバルト(純度99・3%)はポンド13・7ドルへと5カ月連続で上昇。車載用などが本格的に立ち上がってきたリチウムイオン電池需要を背景に、1年4カ月ぶりの高値を付けている。「中国の顔料市場で在庫余剰気味になってきた」(レアメタル商社)とも言われるが、レアメタル中では最も値動きが安定している。







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