2013年1月29日

ハイテン第3世代へ 車用鋼板の開発競争加速

 自動車用材料を巡る競争が激しくなる中、骨格材料として使われる高張力鋼板(ハイテン)は「ジェネレーション3」と呼ばれる第3世代の開発競争に入ってきた。各国で強まる燃費・安全規制を背景に、自動車メーカーが軽量化を推進し、部材の要求特性に応じた高い加工性を持つ鋼板を求めてきているためだ。既存技術の開発・改良を進めた第1世代、合金添加などで加工性を高めた第2世代の間の性能特性を埋める高強度高加工性材料の開発に向けた取り組みとなるもので、鋼材自身が持つ特性を十分に生かす試みともいえる。

 新日鉄住金、JFEスチール、神戸製鋼所をはじめ世界の鉄鋼メーカーは、加工性のさらなる追求に向け、組織制御技術の強化など開発スピードを加速させている。







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