2019年6月25日

神戸製鋼、7月出荷から薄板3品を5000円以上追加値上げ 一部ひも付き、国内店売りなど

 神戸製鋼所は25日、ひも付き(基準に沿って個別交渉を行っている自動車・電機以外の主に建材分野)、国内店売り、リロール・パイプメーカー向けの薄板3品(熱延・冷延・表面処理)の販売価格を7月出荷相当分からトン当たり5000円以上追加値上げすることを決めたと発表した。主原料価格の高止まり、物流や副資材の高騰などのコストアップが大きく、自助努力によるコスト吸収は難しいとして、価格転嫁を図る。これまでに日本製鉄や日鉄日新製鋼が値上げを打ち出す一方、電炉の東京製鉄が建値の値下げを公表し、鋼材価格の方向感は見えにくい展開になっているが、日鉄グループに続く神鋼の値上げ発表により高炉の方向性が一致したことで、今後の市況展開が注目される。







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