2020年7月13日

鉄スクラップ輸出価格、下げ止まりの気配

 鉄スクラップの輸出価格が下げ止まりの気配を見せている。輸出の指標となる関東湾岸価格も1カ月ぶりに反発した。商社・シッパーによると、7月初旬に成約したベトナム向けの直近輸出価格(H2)はFOBトン当たり同2万3000円前後で、6月下旬と同水準となっている。ただ、9日に実施された関東鉄源協同組合鉄スクラップ輸出入札の平均落札価格が関東相場をトン当たり大きく上回ったことで「輸出価格は底を打ったのでは」(大手ディーラー)との見方が広がった。モノ不足のために湾岸価格も反発し、湾岸周辺は慎重ムードが残りながらも、先高期待が芽生え始めている。







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