2015年6月17日

アジア圏の鉄スクラップ輸出市況、ピークアウト

 アジア圏の鉄スクラップ輸出市況が、ピークアウトを迎えている。関西鉄源連合会(会長=黒川友二・扶和メタル社長)は16日に第51回鉄スクラップ共同輸出入札を行い、平均価格トン当たり2万6350円(大阪湾岸FAS・H2グレード)で計1万トン成約した。先月29日実施の前回比で25円高となったが、10日の関東テンダーの平均価格からは860円安く、「関東湾岸など輸出依存度の高い地域を中心に、市況に停滞ムードが広がるのでは」(流通筋)との声も聞かれる。

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