2014年12月22日

鉄スクラップ、関西輸出価格2万7510円 前回比2500円安、対韓商談が停滞

 関西鉄源連合会(会長=黒川友二・扶和メタル社長)は19日、第45回鉄スクラップ共同輸出入札を行い、トン当たり2万7510円(大阪湾岸FAS・H2グレード)で成約した。10月10日実施の前回比で2500円安、今月10日の関東テンダー平均落札価格からも1660円安い。対ドルで円安基調が続き、米国と競合する台湾やベトナムなどからの引き合いはあるものの、主力の韓国向け商談が停滞。「依然としてアジア輸出市況は低迷したままで、現状を反映した結果」(流通筋)との声も聞かれる。

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