2020年5月1日

中国上場鉄鋼企業、連結業績1―3月大幅減益

中国の上場鉄鋼企業の第1四半期(1―3月期)の連結業績は多くが大幅な減益となった。上場最大手・宝山鋼鉄股份の純利益は15億3645万元(230億円強)と前年同期比43・6%減。新型コロナウイルスの影響で需要がしぼみ、販売量が減った一方で原料コストが上がった。第2四半期も事業環境は厳しいが、日本など他国の鉄鋼企業が減産や赤字に苦しむなかで中国大手はなお利益を確保し、国内外での設備投資や企業買収など競争力を高める戦略を進める体力を持ち続けそうだ。

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