2009年1月13日

脱酸剤需要が急減 UBCも需給緩和

 大手高炉メーカーの大幅な粗鋼減産に伴い脱酸剤需要が急速に冷え込んでいる。大手脱酸剤メーカーによると、1月の受注量は、前年同月比でおおむね30―40%の減少を余儀なくされたようだ。

 受注減に伴う稼働率低下と販売価格の急落から、メーカー側の収益は大幅に圧迫されており、今後水面下に陥るところも出てきそうだ。また、脱酸剤需要の急激な冷え込みを受けて、原料となる使用済みアルミ缶(UBC)の需給は緩和傾向にあるとみられる。

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