2009年6月24日

日系企業の金属箔生産重量 薄箔化進み3年連続減

 銅張積層板に使う金属箔の生産が3年連続で減少する見通し。日本電子回路工業会の調査によると、日系企業が計画している2009年の金属箔の生産重量は前年比1・2%減の11万8720トン。調査データのある05年以降では最低水準に落ち込む。

 電子製品の小型・薄型化に対応するため、原材料の金属箔が薄箔化していることが要因だ。景気悪化で家電や自動車などの販売が減少。これに伴って金属箔の生産が落ち込んでいる影響もある。