アルミ総需要9.6％増 車・家電建設など回復

　日本アルミニウム協会が25日発表した2010年度のアルミ地金と一次加工製品の需要（アルミ総需要）実績は前年度比9・6％増の391万4784トンとなり、ほぼ20年ぶりの低水準だった09年度に比べ回復した。

　政府による景気刺激策を追い風に、自動車や家電、建設などの需要が増加。輸出も中国や東南アジア向けを中心に好調だった。製品別では地金と電線が前年実績を下回ったものの、圧延品やダイカストなどの主要製品は前年比プラスとなった。