2011年12月26日

鉱物資源 「安定供給」へ政策集中

 政府は24日の臨時閣議で2012年度予算案を決めた。経済産業省の非鉄関連予算案は、鉱物資源課が167億5000万円で前年度当初予算比6・4%増、非鉄金属課が47億5000万円、同15・2%増加した。

 鉱物資源課は、政府全体の「エネルギー基本計画」で位置付けられたわが国産業競争力の要であるレアアース・レアメタルなど、鉱物資源の安定供給確保に向けた政策資源の集中投入を行い、非鉄金属課は次世代自動車向け高効率モーター用磁性材料開発について、「新原理の磁石材料開発」によって「新産業創出」を目指す。従来の非鉄素材をメーンとした枠組みを超えた予算案を措置した。