2012年2月24日

レアアース、国際価格が続落

 希土類(レアアース)の国際価格が続落している。最大生産国である中国の専用領収書制度導入などにより、投機的な思惑で在庫を保有していた業者の投げ売りが続く。世界的な資源開発の進展で、供給不安が後退していることや、景気停滞で需要が弱いことも背景にある。

 ただ、生産が中国南部に限定されるジスプロシウムなどの中重希土は、小幅な下げにとどまっており、春先にかけて反転上昇する可能性も指摘され始めた。