2015年10月5日

古河電工、新銅合金条の量産開始 高導電率で耐熱性維持

 古河電気工業は5日、高導電率で耐熱性(耐応力緩和特性)に優れた銅合金条「EFTEC―550」=写真=を開発し、量産製造を開始したと発表した。銅に微量のクロムとマグネシウムを添加した合金で、導電率が純銅の約80%と優れ、高温環境下でもバネ性を維持する。次世代自動車や民生機器の小型大容量化に伴う大電流化ニーズに応えるコネクターやリレーの材料として、2016年度に月間100トンの生産を目指す。