2017年12月1日

日本軽金属 名古屋工場、能力増強を検討

 日本軽金属(本社=東京都品川区、岡本一郎社長)のアルミ板の国内中核拠点である名古屋工場(愛知県稲沢市)は来年度(2018年度)中に生産能力を現在の年約9万トンから9万5000トンに引き上げるための検討を行っている。構想段階だが、同工場以外の土地を手当てし、そこでスリットなどの下工程を移し、同工程の能力自体も引き上げる案などを検討しているもようだ。液晶・半導体製造装置向けの厚板やパソコンの筐体、輸送材などの生産を手掛ける名古屋工場は近年、好調な需要などを背景にフル生産が続いている。今後も需要増加が予想されるため、ボトルネックの1つである最終工程に投資し、名古屋全体の生産量を引き上げる。