2019年9月12日

非鉄金属市場 過度の悲観論が後退

 非鉄金属市場に対する過度の悲観論が後退しつつある。直近では欧州、米国、日本の金融緩和観測が相場の下支え要因となっているほか、米中貿易協議の進展に対する期待感も台頭する。英国のEU離脱問題についても合意なき離脱の可能性がやや後退しており、投機資金は足元で「リスクオン」ムードに傾いてきた。しかし米中貿易摩擦の影響による世界経済の減速懸念は強く、「強気」への地合い転換には遠い状況だ。