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2024.12.4
2011年10月31日
JFEテクノリサーチ、LIBの一貫分析技術を確立 嫌気性材料にも有効
JFEテクノリサーチは28日、大気遮断された環境下で、リチウムイオン2次電池(LIB)の負極構造を断面加工から観察まで一貫して分析評価できる技術を、世界で初めて確立したと発表した。反応性が高いリチウム(Li)など嫌気性材料の解析に有効な技術として、自動車や電池、負極系の素材メーカーだけでなく、食品分野や希土類系磁石での活用が期待できる。
「ミクロ、ナノレベルの解析技術は日々進歩している。それを支える技術として、大気の成分・水分の影響を受けない技術が必要」(坂田敬・取締役ソリューション本部(千葉)長)。アルゴンイオンで断面ミリング加工した観察断面を、大気に触れずに電子顕微鏡(SEM)で観察できる独自のシステムを導入。走査電子顕微鏡(SEM)との互換性を考え、2000万円投じ、日立ハイテクノロジーズ製の装置を入れた。
電気自動車や蓄電池でLIBの電池材料開発が活発化する中、材料の観察・分析技術の正確性を求められている。負極部は、リチウムの反応性が高いため、結晶構造が変化しやすく、リチウムの挿抜による膨張収縮などの観察が困難だった。新技術により、充電状態の負極構造を正確に観察することが可能となった。
「ミクロ、ナノレベルの解析技術は日々進歩している。それを支える技術として、大気の成分・水分の影響を受けない技術が必要」(坂田敬・取締役ソリューション本部(千葉)長)。アルゴンイオンで断面ミリング加工した観察断面を、大気に触れずに電子顕微鏡(SEM)で観察できる独自のシステムを導入。走査電子顕微鏡(SEM)との互換性を考え、2000万円投じ、日立ハイテクノロジーズ製の装置を入れた。
電気自動車や蓄電池でLIBの電池材料開発が活発化する中、材料の観察・分析技術の正確性を求められている。負極部は、リチウムの反応性が高いため、結晶構造が変化しやすく、リチウムの挿抜による膨張収縮などの観察が困難だった。新技術により、充電状態の負極構造を正確に観察することが可能となった。
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