北海鉄工所の関係会社の北海製作所(本社=大阪府岸和田市)はこのほど、ソーラー発電LED街路灯を開発、今月から本格販売を開始した。太陽光で発電、この電気を蓄電し、高輝度LED導光板で照らすもので、支柱はオーダーメードで対応する。
従来の街灯は電線につながれていたが、災害時に停電や断線が生じると、明かりがつかず、防犯面や交通の安全確保などのネックとなっていた。
同製品は高性能大型ソーラーパネルと高輝度LED導光板を使用、ステンレス製の柱にリチウムイオンバッテリーとシステム基盤を入れた。オールインタイムのソーラー発電街路灯で、従来のLED単体発光により明るく照らす。導光板は7・5W×2枚。29種類のオンオフパターンタイマー付きで、高性能リチウムイオンバッテリーを使用している。
なお、太陽電池は公称最大出力が90W、設置傾斜角度が45度。照明部は点灯時間が日没から日の出、蓄電池は容量が12V―36Ah、質量が約12キロ、本体の最大高さが地上約4メートル、質量が約76・5キロ、動作温度範囲が零下15度からセ氏40度、耐風速が60メートル。